鳥類臨床研究会 第6回東京セミナー2016
2016.2.12 -[院長のつぶやき・飼い主様お役立ち情報]
おはようございます、井本稲毛動物クリニックの井本です。
先日は臨時休診とさせていただき、都内で鳥類臨床研究会の勉強会に参加してまいりました。
インコ・オウム類の基礎栄養学から始まり、出血に対するアプローチ方法、オカメインコ学、そして猛禽類について学びました。
どれもが日々の診療において役に立つ内容ばかりでしたのでとてもタメになります。
特に基礎栄養学ですが…ペレットの適正使用など、飼鳥の食生活を見直し改善していくことで
現在動物病院に持ち込まれる疾病の6割以上は防ぐことができると考えられています。
市販の混合殻付き餌だけではビタミンとミネラルが不足しがちです。
おまけに食べ放題にしているとどうしても選り好みをするようになり、写真右側の与えないほうが良い穀物ばかり食べるようになってしまします。与えないほうがよい穀物とは嗜好性と脂肪分が高く、そればかり好んで食べて肥満になりがちな穀物のことです。
市販の混合殻付き餌を主体にしている子はどうしても副食として野菜やボレー粉から、ミネラルとビタミンを毎日補給し続けないといけません。ヨードやビタミンD3なども不足するためサプリメントでの補給や日光浴も必要です。
そして何より、鳥が均等にまんべんなく食べてくれないといけません。
そこでやはりおすすめしたいのがペレット(総合栄養食)です。
総合栄養食なので栄養素のバランスが良く、病気の予防につながります。
当院でも良質なペレットの取り扱いがございます。
ウチの子の食事はこれで大丈夫だろうか…?と思われる方はぜひ一度ご相談ください。
井本稲毛動物クリニック
井本 暁