多発性椎間板ヘルニアでの鍼治療
2016.8.14 -[その他・鍼治療・飼い主様お役立ち情報]
こんにちは、井本稲毛動物クリニックの井本です。
今日は当院での鍼治療をご紹介したいと思います。
症例は首と背中、そして腰の椎間板ヘルニアと診断され、
前足も後ろ足も麻痺してしまい横になったまま立てなくなってしまった12歳のチワワちゃん。
心臓病も持っているうえに、ヘルニアの場所も複数あるため手術は不可能と言われてしまったそうです。
近くの動物病院でお薬をもらっていたのですが一向に改善する気配がないため、
当院での鍼治療をご希望のうえ来院されました。
施術は週二回。約10分〜20分程度のものです。
頑張って通院していただき、動物用漢方薬も併用することで約1ヶ月半の治療の結果、
なんと歩けるようになるまで回復してくれました!
写真ではスタッフが手を添えていますが、この子は自分の力で立っています。
鍼治療を始めて数週間で徐々に足腰に力が戻ってきました。
寝たきりだった子が鍼治療に反応してまた自分の力で歩いてくれるようになると、私たちも本当に喜ばしい限りです。
今回のケースは鍼治療が最も適応となるケースだと思われました。
MRI検査の結果、首も腰も背中も複数箇所の椎間板が突出してしまい、手術は難しいと言われていたからです。
他にも適応となるケースは、
手術をしたけど歩けない。
検査の結果、手術は不適応。
高齢のため手術がためらわれる。
などのケースでは鍼治療の出番だと思います。
椎間板ヘルニアと診断され、何らかの理由で手術ができない、もしくはしたくないという方は
一度当院へご相談ください。
千葉市内、稲毛区にて椎間板ヘルニアで鍼治療をご希望なら
井本稲毛動物クリニックへ。