お知らせ

フェレットの尾にできた腫瘍

2017.5.7 -[その他フェレットの診療記録飼い主様お役立ち情報

ゴールデンウィークは行楽日和が続きましたね、みなさんゆっくり過ごされましたでしょうか?

こんにちは、井本稲毛動物クリニックです。

 

今回ご紹介させていただくのは尻尾にできものができてしまった5歳の男の子フェレットです。

 

最初は縦11mm×横6mm×高さ5mm

1センチくらいの小さなものでしたが、段々と大きくなってきたのです。

飼い主様は、できることなら手術はしたくない、とのことでしたのでお薬を使って様子を見ていました。

しかしできものは大きくなる一方。

最終的には縦20mm×横14mm×高さ11mmほどになり、2倍近くの大きさになってしまいました。

 

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大友オーガ 尾mass LAT

 

大友オーガ 尾mass VD

 

幸いにも骨には達していないことがわかりましたが、念のためお尻に近い部分で尻尾を切除することになりました。

フェレットの断尾手術です。

がん細胞は根っこを残してはいけないので、余裕を持って正常組織も含めて取ることが大事です。

 

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ご家族も苦渋の決断でしたが、これ以上大きくなると引きずってしまった部分が赤く擦れて出血し、感染症を起こすなどの不具合も出てきてしまうため、了承をいただきなんとか切除が完了しました。

すでに一部の表面が陥没してしまっています…。

 

およそ2週間後に返ってきた病理の検査結果は良性のものでした!

尻尾は短くなってしまいましたが転移することもない腫瘍だったため、これにて一件落着、ひと安心です。

 

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すっかり傷も癒えて抜糸を終えた様子です。

ボブテイルになってしまいましたが本人はいたって元気そうです、良かったね!

 

 

実はこの子は手術の前からインスリノーマも併発しており、今後も血糖値のコントロールが必要なのため今も通院中です。

中高齢のフェレットでは複数の病気が同時に起こっていることが少なくありません。

体のどこかにイボやできものを見つけたらなるべく動物病院へ診察を受けに連れて行ってあげてくださいね。

 

井本稲毛動物クリニック
井本 暁
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